のど飴が繋いだ2人の愛

私と主人(以下、彼)が出会ったのは、今から約7年前で同じ職場でした。

当時私は、高校卒業して正社員でスーパーマーケットに就職し、レジ業務に就いていました。レジ業務の合間にサービスカウンターに立って接客もしており、返品や返金の対応をしていた際、「これも返金操作頼めるかな」と声を掛けられました。それが彼です。青果担当で、緑エプロンと眼鏡が似合う人でした。操作を引き受け、お金を渡し「ありがとう、助かったよ」と、お客様の元へと走って行きました。

その日彼と初めて会話したのはこれだけでしたが、後日お昼休憩に入る時に彼が話しかけてきてくれました。先日のお礼と、たわいもない会話をする中、私は彼に興味を持ち自ら、連絡先を聞き、交換しました。それから、毎日のようにメールをして、好きな食べ物の話や趣味の話をして、彼のことを知っていきました。

ある日、私は体調を崩してしまい仕事から帰る頃には、発熱していました。フラフラしながら歩いていると、彼から電話が掛かったきて「今、会える?」と聞かれました。私は体調が悪いことを伝えると、彼は焦ったように「駅で待ってて!」と一方的に切り、数分後に息を切らしながら駅に来て熱で顔が火照った私に、これ!とのど飴の袋を渡してきました。電話の後、飴を購入して猛ダッシュで走ってきたのです。その気持ちがすごく嬉しかったです。

有難く受け取り一緒の電車で、並んで座り少し話しをする中、彼が「こんな状態の時でタイミング悪いんだけど、聞いて欲しい。あの、俺と結婚を前提に付き合ってくれないか」と言ってきました。熱に冒され意識半分だったのと、あまりにも唐突すぎて私は返事ができませんでした。実家暮らしだった私は、母に相談しました。

母からは、結婚を前提にというのは、余程なんだろう。お前も生半可な気持ちで答えたら失礼だ、しっかり考えて答を出しなさい、とアドバイスを貰い、自分の気持ちと向き合いました。結婚を前提に付き合える程、まだ彼を知らない私は、彼に時間をくださいと言い、デートを重ねました。職場やメールでは見えない彼が見えてきて、この人とならと思える自分がいて、2ヶ月後、彼とお付き合いすることになりました。

彼は本当に喜んでくれ、嬉しいことも辛いこと悲しいことも丸ごと包んでくれました。それから2年後に彼と結婚をし、夫婦になりました。今では2人の子どもにも恵まれ、毎日本当に幸せです。あの時彼に出会えて良かったと心から思います。

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